Hostel 64 Osaka泊まれます。

先日紹介しましたHostel 64 Osakaですが、既に営業致しておりまして、超ご近所ながら、こないだ早速宿泊してきました!海外で自由気ままに旅行されたことある方なら、どうして日本に無いんだろう?と感じていた宿泊のスタイルがここには充実していました。詳しい情報はこちらからどうぞ。

まずは1Fエントランスのしつらえ。設計を担当させて頂いたのですが、見どころは奥のタンクです。屋上や4Fに降った雨を、ここで溜めて有効活用できるようになっています。水都大阪ならでは!?の、雨水を無駄にしない始末の良いしくみを備えています。グリーンは、あまりホテルのエントランスには使われないけど、日本庭園ではよく見られるヤツデやタマリュウ、あと今だ新芽状態のヒメスイレンが、お出迎えしてくれます。



2Fのレセプションです。この絶妙なジャパンデザインへの距離感!随所に見どころ満載です。







朝食は、750円でビュッフェスタイルです。米粉入りの自家製パンが特に美味しかったです。
このロビーでは、ネットができたり、ハイテクマッサージ機が置いてあったり、今の日本が感じられるライブラリーがあったりと、居心地がとても良い空間です。
ちなみにこのロビーは、宿泊者以外も訪れることができまして、簡単な食事やリカーなどバール使いができるので、ご近所の方は是非一度のぞいて見てくださいませ。



ここからは、グリーンの話を中心に。

この坪庭は、3Fの2つの部屋と、共有の洗面スペースに面して入るため、ヴォリューム豊かで日陰でも育つ、日本でもよく見かけるシュロチクを選びました。と言っても東~東南アジア一帯で、スリランカのGeoffrey Bawaもわんさか使っている樹種なので、まったく珍しいものではありませんが、やはり日陰の坪庭にはしっくりきます。あと、根元には、ヤブランとセンリョウで、ささやかながら季節感を演出してみました。




ここは、4F西側のベランダです。屋内への圧倒的なグリーンのヴォリューム、建築全体のファサードのエコな印象、向かいのマンションへの目隠しを意識しました。キョウチクトウ、エニシダ、アベリア、キソケイ、プリベットと、丈夫でワシャワシャ!?になりやすい樹種により、日本より若干南へ振ったリゾート感をねらっています。




屋上は、洗濯と物干しスペースになっています。風が感じられるよう、常緑のイネ科である矮性パンパスグラスを選びました。お月見にはもってこいです。
ゆくゆくは、日陰でデッキチェアや、ヨガスペースなど、いろいろな使い方ができそうです。

No comments: