大阪 島之内 個人邸ベランダ庭

暮らしの質を上げる都会のグリーンを意識。

写真は、先日設計・施工を担当した個人邸のベランダ庭。
大阪の島之内は、かつては大阪随一の歓楽街でしたが、賑わいが西へシフトしたため、近年は林立する雑居ビルにアジアンニューカマー達の寝床と暮らしのための店舗がひしめく、ちょっとユニークなまちに変貌しています。


ベランダ施工前写真。
向かいの建物と目が合ってしまいます。
 






 今回のベランダは、クライアントがビルオーナーである地上5階部分。
都会の喧騒と程よく距離をとりつつ、都会ならではの利便性を得るために、生垣状の植栽により、向かいのビルからの視線をさえぎりつつ、リビングがヴォリューム豊かなグリーンに包まれるようにデザインしました。
 







また、もともとベランダに置いてあったツバキを植木鉢に植え替えて、これまでの想いを受け継ぐとともに、生垣部分は、季節を感じることのできる5種類の常緑樹によって構成しています。


デッキやプランターは、腐食に配慮して再生プラスチック木材を使用し、建物との取り合いが複雑な部分などには、大阪茨木産の栗石を並べることで、ナチュラルな印象を強めてみました。








単に観賞して愛でるだけではない、暮らしに役立つ存在としてのグリーンが、都会暮らしをより豊かに彩ること間違いなし!な仕事を重ねて行きたいですね。

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