大阪 大阪城内豊国神社 秀石庭

重森三玲、晩年の作品が大阪城内にあります。

重森三玲(しげもりみれい1896 - 1975)とは、”永遠のモダン”をうたったアバンギャルドな作庭家でして、京都の東福寺をデザインした方なのですが、なんせグラフィカルで石組立てまくりなデザインが特徴的です。




そんな著名な方の庭が、なんと大阪城内の豊国神社の片隅にあるのです!
秀吉にちなんでひょうたんをモチーフとしたデザインをされています。









まあ管理はそこそこされているようなのですが、なんせ立地が悪い!
神社の伽藍とは連携しておらず、大阪城の天守閣や石垣とも関連性がないため、なんとも残念な空間になっています。
せめて岸和田城の彼の作品のように、天守閣から見下ろせる場所に作ってくれたらひょうたんグラフィックが堪能できたのにと残念に感じます。

ただ彼の作風は遺憾なく発揮されていると思いますので、大阪城に立ち寄った際は、是非ともご覧下さいませ。

No comments: