BIDとは、自治体の条例に基づく特別区の一種。
特定地区内の資産保有者から負担金(Assessment)を徴収する権限を持っており、それを使って地域の産業の活性化などを行なう組織。NPOなどが運営者であることが多い。
1970年代からカナダ、アメリカにて中心市街地活性化の効果的な実践策として、ビジネス・インプルーブメント・ディストリクト (Business Improvement District) の手法が展開される。
主な事業内容
①公共空間の清掃及び維持管理作業
(ごみ収集や落書き消し、植栽管理なども含まれる)
②警備・治安維持作業
③マーケティング事業
(イベントの企画・実施、その他情報発信)
④企業誘致・定着化
⑤公共空間のルールづくり及び維持管理
(路上販売、パフォーマンス、荷揚げ&おろし時間や場所の取り決め、各種施設の設置・維持管理)
⑥交通マネジメント
(駐車場管理、駐輪管理、待合所の管理など)
⑦魅力な都市空間の創出
(地区内のガイドライン作成、ストリートファニチャーなどのデザイン調整、ファサード改善の促進など)
⑧社会事業
(ホームレス救済事業、就労支援、起業支援)
など。
ニューヨーク市では、
・土地建物の評価額
・ファサード面の広さ
・敷地や床面積の広さ
などから、負担金を算出。市税の20%が上限。
ニューヨーク市には2009年度、64のBIDが存在。
うち予算規模が500万ドル以上のBIDが6件あり。
Bryant ParkやTimes Square Alliannceもこのクラス。
このクラスは歳入(Revenue)の
75%程度が負担金(Assessment)
7%程度が補助金(Grants)
9%程度が寄附金(Fundraising)
BIDについて
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