奈良市 戸建庭

道路と玄関の高さが1600mmほどもあるなか、エントランス自体がひとつの庭となるよう、様々な段差を行き来し、それが階段としての機能を有するようなデザインを心がけました。

モティーフとして、建築家カルロ・スカルパのオリベッティ ショウルームがありました。

また、時には陶芸家の奥様の作品も展示できる設えとなっています。

白系花崗岩をふんだんに使った”段差”が、豊かさを表現しています。 
水平性を強調することで、建物に落ち着きを与えます。
段差のデザインを駐車場まで派生させて、目地の入れ方で、単調なコンクリート舗装の広がりに個性を与えています。
外壁にモッコウバラを誘引しました。建築や構造物に植物が程よく絡まる姿は、豊かな暮らしの風景を演出します。
リビングからは、高い宅盤を踏まえた低めのフェンス越しに、パブリックの緑を取り込みました。

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